
最近、「生成AIを使ってみたいけど、法的な部分が不安で動けない」という声を、
本当に多く聞くようになりました。
ツールとしてはとても便利で、活用すれば業務もビジネスも大きく変わります。
でも同時に、「これって法律的に大丈夫なの?」という不安もついてくる。その気持ちはとてもよく分かります。
私自身、AI法務の現場で相談を受けていて感じるのは、
多くの方が“何を気をつければいいのか”を知らないままスタートしてしまうということ。
そして、トラブルが起きてから初めて「聞いておけばよかった」となるケースが多いという現実です。
そうした現場の課題を少しでも減らしたいと思い、
今回、『生成AI開発・運用のための法務の教科書 ―そのAI、訴えられませんか?―』
という本を書きました。
「生成AIを取り入れたいけれど、法律のことがよく分からない」という方にこそ読んでほしい一冊です。
一冊あれば、AI法務の基本的な“地図”が見える。AI時代の新しいチャレンジを、安心して進めてほしい。
そんな実用的な内容を目指しました。
弁護士 前田拓郎
見えないリスクを“見える化”する、
生成AI時代の実務ガイド
いま、生成AIを活用して新しいサービスを作りたい、自社の業務にAIを取り入れたいという企業が増えています。
しかし、導入や運用の段階で注意すべき法律上のポイントを、明確に理解している人はまだ多くはありません。
本書では、AIに関する法務リスクを体系的に整理し、「ここだけは押さえておきたい実務の勘所」を分かりやすくまとめています。
法律の専門書というよりも、「何を相談すればいいのか分からない」「どこまで聞けばいいのか迷う」という方のための、最初の一冊としてお役立ていただけます。
弁護士に相談するための下地をつくり、安心してAI活用を進めるための実務的なガイドブックです。
AIを活かした事業を安全に、そして前向きに進めたい方におすすめです。
こんな方にオススメです
- ■生成AIを自社の業務やサービスに導入したい中小企業の経営者
- ■AIを使った新しいプロダクトを開発している、スタートアップの経営者・技術者
- ■AIツールの利用や導入を任されている、社内の法務・情報システム担当者
- ■クライアントへのAI活用提案を行う、コンサルタントや制作会社・開発事業者の方
- ■「AIを使いたいけれど、法的にどこまでOKなのか不安」というすべての実務担当者
本書の特徴
01
AIに関する法的リスクを全体的に把握できる
開発や運用における法務上の問題点を、
一般論から具体的な事例まで体系的に理解できます。
02
AI導入・運用の各段階で注意すべきポイントが分かる
企画・開発・運用といったフェーズごとに、どの場面でどんなリスクがあるのかを明確にできます。
実際に注意点を把握したうえで運用・開発計画が立てられるので、計画進行中のトラブル発生のリスクを軽減できます。
03
参照すべき法律・ガイドラインを見つけられる
ポイントを把握することで、自社に関係するルールやガイドラインをスムーズに確認できます。
04
弁護士への相談がスムーズになる
どのように相談すれば良いかのイメージがつかめるため、具体的で効率的なやり取りが可能になります。
結果として、法務上・ビジネス上の落とし穴を事前に可視化でき、無駄なコストやトラブルを避けられます。
著者 弁護士 前田拓郎

私は弁護士を始める前は社会人経験を数年ほどしておりました。
そのころから会社で働かれている方や経営者の方が仕事に関して悩んでいるということを伺う機会がありました。
現在私は弁護士になってこれらの会社に所属されている方や経営者の方の悩みを分かち合いつつ仕事をしております。
会社一つとってみても経営者から従業員、取締役に取引先、融資先やアルバイト、契約社員まで様々な人が組織の中で契約をベースにつながっています。
経営者の方はこれらの全員の責任を背負って企業を営んでいらっしゃるわけです。
私としてはそのような経営者の苦悩を、少しでもいいから私に転嫁して楽になる時間を作ってほしい、と考えております。
弊所は二人三脚の法務を標榜しています。
現在苦境にある企業様こそ一緒に歩いて苦楽を共にしたいと考える次第です。
経歴
2005年3月 早稲田大学法学部卒
2015年3月 東京大学法学政治学研究科 法曹養成専攻(法科大学院)卒、
2017年12月 司法研修所入所(71期)、都内法律事務所勤務
2022年1月 前田拓郎法律事務所設立
知的財産法(著作権・商標・特許)、AI/IoT・VR/AR/XR、メタバース関連事業、漫画(二次創作含む)、イラスト、出版、動画制作、個人情報関連、一般企業などの法務を担当している。
・所属学会
・協会:著作権法学会、日本商標協会、人工知能学会、デジタルアーカイブ学会、日本DAO協会(評議員)
本書の内容
第一章
LLMモデル開発、運用と
かかわる法律・権利の一覧
第二章
LLMモデルの開発運用までの
スケジュール
第三章
モデル開発に関する法務
第四章
モデル運営に関する法務
第五章
LLM開発者、提供者として
知るべきAIに関する考え方
第六章
おわりに―開発運用後に
LLM事業者の進むステージ
予約・ご購入はこちらから

- 著者:前田拓郎 著
- 定価:3,300円 (本体3,000円+税)
- 判型:A5
- 頁:336頁
- ISBN:978-4-274-23403-3
- 発売日:2025/11/10
- 発行元:オーム社







